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【速報】CMEグループで大規模障害発生──世界中の先物・FX・ゴールドの価格が沈黙した衝撃の1日

2025年11月28日、金融市場に激震が走った。世界最大級の先物取引所である CMEグループ(CME Group) に障害が発生し、株価指数先物、米国債先物、原油、金(Gold)、パーム油、そして外国為替の主要基準レートが完全に停止した。

この日、世界中のトレーダーは「チャートが止まった」「値が飛ぶ」「価格が狂っている」という未曾有の状況に巻き込まれた。特にゴールド(XAUUSD)と米指数CFD(US500 / NAS100)は深刻だった。

今回の障害で止まった主要指標
・WTI原油先物
・金先物(COMEX)
・S&P500先物・NASDAQ100先物
・米国債先物
・EBS(銀行間FXプラットフォーム)

ロイターによれば、原因は「サイラスワン(CyrusOne)のデータセンターにおける冷却障害」。温度上昇によりサーバー保護が作動し、CMEが緊急停止したという。

これは単なる一企業の障害ではなく、世界の市場インフラが一瞬で止まったという意味で、歴史的な事件である。

■ CMEはなぜ止まった?──原因は「冷却システムの物理トラブル」

CMEの市場は、ほぼすべてがサイラスワンのデータセンターで稼働している。ここは米国・欧州・日本でも多数の拠点を持つ巨大事業者だが、物理的な冷却装置が故障すれば、いかに堅牢な金融インフラでも止まらざるを得ない。

CMEは次のように説明している。

「サイラスワンのデータセンターで冷却問題が発生したため市場が停止している。復旧次第、顧客へ通知する」

つまり今回は、サーバーやネットワークそのものではなく「冷却設備」というもっとも基本的な部分が原因だった。

しかしその影響は計り知れない。金融市場はミリ秒単位の遅延すら許されない世界。温度トラブル → サーバー停止 → 市場停止 は、最悪の連鎖だ。

■ FX市場への影響:EBS停止で“基準レート”が消失

FXの銀行間レートを支えている中核システムが EBS(Electronic Broking Services) だ。 ドル円・ユーロドルなどのメジャーペアの真の基準値を提供している。

このEBSが完全停止したことで、以下の事態が発生した。

  • FX会社ごとに価格がバラバラになる
  • スプレッドが異常に拡大
  • 一部通貨ペアが「数分~数十分」更新されない
  • 指標発表時のような乱高下がランダムに発生
トレーダーの声:
「悪夢だ。価格が動かないのに板が飛んでいく」
「どの価格が真実か判断できない」

ゴールドやSP500のCFDも CME と EBS に依存しているため、 実質的に世界中のチャートが壊れた状態になった。

■ 先物・コモディティ市場の停止:株も金も原油も“基準値が消えた”

CMEは世界の価格形成の中心だ。S&P500先物、10年債先物、WTI原油、金(Gold)は、すべてCMEを基準に世界の株価指数・債券・コモディティに影響する。

それらが一斉に停止したことで、CFD市場は以下のような状態になった。

  • CFD価格が「更新されない」または「急に飛ぶ」
  • ボラティリティが極端に低下したり急増したりする
  • アジア時間のトレーダーは完全に“目隠し”状態

特に、ゴールドはCOMEXの先物が止まった時点で「本物の価格」が消失するため、各ブローカーのLPに依存した“なんちゃって価格”に成り下がる。

■ 【追記】Exness と ThreeTrader のチャートが完全に違った理由

今回の障害中、あなたは Exness と ThreeTrader のチャートを比較して異常に気づいた。 これは非常に重要な観察で、まさに“市場インフラが壊れた証拠”である。

以下はその比較画像だ。

Exness ゴールドチャート

Exness(XAUUSD)

ThreeTrader ゴールドチャート

ThreeTrader(XAUUSD)

同じ時間軸のはずなのに、ローソク足の下落角度・戻り幅・ヒゲが完全に違う。

これは“片方が間違っていた”のではなく、

どちらも間違っていた(=基準価格が消失していた)

というのが正しい解釈だ。

● なぜ価格が乖離したのか?

通常の価格形成の流れは次の通りだ。

  1. CME先物の価格が動く
  2. EBSの銀行間レートが同期して動く
  3. 各ブローカーがLPから価格を受信してMT4/MT5に反映

しかし、今回の障害で①②が同時に停止した。

それにより──

ブローカーは “独自のLPのみ” を使って価格を生成

ブローカーごとに別のチャートが完成する

という異常事態になった。

● Exnessが大きく崩れた理由

Exnessは複数LPを採用しているが、障害時にLPの一部が沈黙。残ったLPの価格が偏ったことで

  • 垂直落下のようなローソク足
  • 異常に長い下ヒゲ
  • 通常なら起きない瞬間的な暴落

が発生したと考えられる。

● ThreeTraderは比較的「なだらか」だった理由

ThreeTraderはLP構成が安定しているため、残存LPが均一に働き、 Exnessほどの極端な崩れは起きなかった。

しかし、これも「正常なチャート」ではない。 基準データが壊れている以上、どちらも信頼性はゼロである。

■ トレーダーが取るべき行動──“乖離=取引停止”と覚えておく

今回のように、複数ブローカーで価格が違う場合、 それは明確な異常相場のサインだ。

【異常時にすべき行動】
・複数ブローカーのレート比較をする
・1つでも乖離があれば即トレード停止
・ナンピン・自動売買は絶対にOFF
・スプレッド拡大は “LP崩壊” の兆候
・CFDは先物が止まった時点で実質無効

特にゴールドは先物依存度が極端に高く、 COMEX停止=XAUUSDの価格消失という特性を理解しておくべきだ。

■ まとめ:CME停止で分かった“市場の脆さ”と個人トレーダーの防衛術

今回の障害は、世界的な金融インフラがどれほど高度であっても「物理的な冷却装置ひとつ」で止まるという現実を示した。

そして、基準価格が崩れたことで、ExnessとThreeTraderのチャートが“まるで別銘柄”になってしまった。

これは単なる珍現象ではなく、

市場の中心(CME)が止まれば、世界中の価格が壊れる。

という絶対的な事実だ。

今回の事件をきっかけに、 あなたを含む多くのトレーダーが、 「FXの価格とは何か」「何を基準に動いているか」を あらためて考え直すことになるだろう。

そして防衛術として最も大切なのは、

“複数ブローカーの比較”と“異常時は撤退”

これに尽きる。

金融インフラは強固に見えるが、完全ではない。 トレーダーとして生き残るために、今回の経験を必ず活かしたい。