|2026年1月8日|初手0.5ロットで全てを壊した日
2026年1月8日。
この日は、ただの「負けた日」ではない。
自分が長い時間をかけて積み上げてきたものを、
自分の手で、意図的に壊してしまった日だ。
結果だけを言えば、
60万円近いマイナス。
だが本当に失ったのは、
金額以上のものだった。
「いつもの自分」からズレていた朝
その日の朝、特別なニュースがあったわけでもない。
相場環境が極端に荒れていたわけでもない。
むしろ、冷静に見れば「いつも通り」の相場だった。
それなのに、心のどこかが落ち着いていなかった。
理由ははっきりしている。
直近の負けを、早く取り返したい。
その感情が、思った以上に深く刺さっていた。
普段の自分なら、初手は0.05ロット。
そこから状況を見ながら、ナンピンを重ねていく。
それが自分の「型」だった。
時間をかけて作り、何度も自分を救ってきたルールだ。
だがこの日は、その型を疑う気持ちが先に立った。
初手0.5ロットを入れた瞬間
エントリーボタンを押した瞬間、
自分でもはっきりわかった。
「あ、これはいつものトレードじゃない」
初手0.5ロット。
普段の10倍。
理屈は、あとからいくらでも作れる。
でも本音は違う。
負けを、なかったことにしたかった。
この時点で、すでに勝負は終わっていた。
相場と戦っていたのではない。
自分の感情に、主導権を渡していた。
ナンピン4発、戻れなくなった地点
逆行した。
ナンピンを入れた。
だが今回は、全てが違った。
ロットが重い。
含み損の増え方が、異常に速い。
それでも、引き返せなかった。
「ここまで来たら、戻すしかない」
この思考が出た時点で、
完全に詰んでいる。
4発目を入れた頃には、
もはや相場を見ていなかった。
見ていたのは、
含み損の数字だけだった。
ロスカット、そして最初の入金
ロスカットされた。
口座初期資金は15万円。
そこで終われなかった。
分けていた10万円を入金した。
理由はひとつ。
「さっきの負けを、取り返せる位置に戻したい」
これは冷静な判断ではない。
ただの延命だ。
越えてはいけない線
次に入れたのは、
本来触る予定のなかった資金。
コピートレード用の10万円。
そして最後に、
クレジットカードで20万円を入金した。
ここは、明確な一線だった。
トレードではない。
投資でもない。
ただの逃避行動だ。
これは「下手になった」わけじゃない
時間が経って、ようやく整理できた。
今回の失敗は、
分析ミスでも、知識不足でもない。
ルールを知っている人間が、
感情に主導権を渡した結果
明日も期待値を積み上げていく。















