−45万円の日があっても、なぜ1月は+155,125円で終えられたのか|異常相場の生存記録
第1部では、2026年1月後半に起きた
ゴールド500ドル級の異常ボラ相場が、
個人トレーダーにとって「成立しない環境」だったことを整理した。
では、実際の結果はどうだったのか。
結論から書く。
2026年1月のFX収支は、+155,125円で着地した。
ただしこれは、
「毎日うまく立ち回れた月」ではない。
むしろ真逆だ。
■ 1/8、−458,540円──すべてが崩れた日
まず、この数字から逃げない。
2026年1月8日:−458,540円
この1日で、
それまで積み上げてきた月間利益の大半が消えた。
当時の相場は、
ゴールドを中心にボラティリティが急拡大し始めた初期段階。
「まだいける」
「いつものロットで問題ない」
そんな感覚が、
完全に裏切られた日だった。
ここで重要なのは、
この大敗をなかったことにしなかった点だ。
口座を見ない。
履歴を消す。
無理に取り返しに行く。
そういう選択肢は、
この時点ですべて捨てた。
■ 立て直しでやったのは「攻め」ではない
1/8以降、やったことはシンプルだ。
- ロットを落とす
- 触らない時間帯を決める
- 値動きが異常な日はノートレ
つまり、
「勝とうとする行為」を減らした。
よくある復活ストーリーでは、
「メンタルを切り替えた」
「手法を洗練させた」
といった話が出てくる。
だが、今回の1月は違う。
変えたのは“自分”ではなく、“参加条件”だ。
■ 日別収支を見ると分かる「異常さ」
1月の日別収支を並べると、はっきり分かる。
勝ち負けが安定していない。
だが、もう一つ分かることがある。
大きく負ける日が“限定されている”という点だ。
1/8の大敗以降、
同規模のドローダウンは発生していない。
これは偶然ではない。
「触らない日」を意識的に作った結果だ。
■ オートトレードは−158,155円だった
ここも正直に書く。
2026年1月、
オートトレードの収支は −158,155円だった。
裁量がプラスでも、
自動売買は相場環境に逆らえない。
この結果を見て、
「オートはダメだ」
「裁量に戻すべきだ」
そう言うのは簡単だ。
だが、ここで重要なのは評価軸。
“想定以上に負けていないか”だけを見る。
暴走していない。
ロットが勝手に増えていない。
致命傷になっていない。
それなら、
1月は役割を果たしていたとも言える。
■ キャッシュバック+46,183円の意味
1月の収支を語る上で、
もう一つ無視できないのがキャッシュバックだ。
+46,183円
これは、
爆益でもなければ、奇跡でもない。
だが、
「生存を補助する収益」としては、十分に機能した。
ボラが荒れ、
トレード回数を落とした月だからこそ、
こうした“副次的な収益”が効いてくる。
■ 2026年1月・最終収支の内訳
ここで、1月の最終結果を整理する。
- 裁量トレード合計:+257,097円(概算)
- オートトレード:−158,155円
- キャッシュバック:+46,183円
最終トータル:+155,125円
派手ではない。
だが、
この相場環境で残せた数字としては、十分すぎる。
■ 勝てた理由は「うまくやった」からではない
この月を振り返って、
「ここが良かった」と言えるポイントは一つだけ。
勝とうとしなかった日が多かった。
相場を見て、
「今日は触れない」
「これは自分の時間帯じゃない」
「このボラは無理だ」
そう判断した日が、
月間収支を守った。
トレードの世界では、
どうしても「エントリー」が主役になる。
だが、
本当の主役は“見送った回数”かもしれない。
■ 異常相場で生き残るということ
今回の1月は、
- 自分の腕を証明する月
- 連勝記録を作る月
- 派手なリターンを狙う月
ではなかった。
「生き残る月」だった。
そして、
生き残った結果が+155,125円なら、
この判断は、
間違っていなかったと胸を張って言える。
■ 次に同じ相場が来たら
また、同じような異常ボラ相場は来る。
その時にやるべきことは、
今回と同じだ。
- ロットを落とす
- 触らない日を作る
- 勝ちに行かない
FXは、
勝ち続けるゲームではない。
生き残り続けた人だけが、勝ちに近づく。
2026年1月は、
そのことを改めて教えてくれた1か月だった。















